歯並びや噛み合わせはお口の中だけの問題ではありません。毎日のエネルギーを摂取する入口でもありますし、また噛むことは集中力や運動能力にも強く影響します。
ほかにも、「口呼吸」や「舌で歯を押す癖」「指しゃぶり」など、歯並びを崩してしまう習慣があります。これらがある場合、一朝一夕に修正できるものではありません。これらの悪影響を避け、その成長発育を助けて、お子さまの歯並びと噛み合わせを理想的な状態にしてあげられるのは、保護者の方々にとってはいわば責任であるといえるのではないでしょうか。
当院では固定式の装置と可撤式(取り外し可能な)装置を取り揃えています。お子さまの性格や感受性によって固定式装置が困難な場合は、自由に取り外し可能な装置を選択することも可能です。また治療には親御さまの協力も必要とします。簡単な操作で保護者の方が外したり調整していただくことがあります。親子で、マンツーマンでかかわりあいながら矯正治療に取り組むことが、お子さまにとってモチベーションの持続にもつながると考えています。 当院での矯正治療は虫歯や歯周病などの予防措置を重視し、一般歯科と並行して行います。虫歯の早期治療、歯のクリーニング、歯磨き指導やフッ素塗布も並行し、長い目で見てお子さまのためになる歯科診療を、保護者の皆さまと二人三脚で進めてまいりますのでご安心ください。
お口の機能は歯の位置だけでなく、唇・頬・舌・喉の嚥下など筋肉の機能も大きく関係しています。いわゆる「口腔機能発達不全症」になっていると、歯並びや噛み合わせに悪く、いくら矯正装置で歯並びを治してもまた元の状態に戻ってしまったりします。そこでMFT(口腔筋機能訓練法)を実行して改善を図っていきます。2018年4月よりこの治療が保険適応となっておりますので、当院では矯正治療に先立ってこれに取り組み、なるべく自然に歯列・口腔機能が正常に発達するよう導いていきます。
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